法律用語の「善意」と「悪意」とは?日常語との違いを解説

「善意」と「悪意」は、日常会話と法律の文章で意味が異なる代表的な言葉です。法律用語では、人柄がよいか悪いかを評価しているわけではありません。ある事実を知っているか、知らないかを表します。

法律用語の「善意」と「悪意」は、ある事実を知っているかどうかを表す

「善意」は、ある事実を知らないこと

法律上の「善意」とは、親切心や思いやりがあることではなく、ある事実を知らないことを意味します。

「悪意」は、ある事実を知っていること

一方、法律上の「悪意」は、相手を害そうとする気持ちや、道徳的に悪い人であることを意味しません。ある事実を知っていることを指します。

日常語の「善意」「悪意」と法律用語の違い

日常語では、「善意」は人に親切にしようとする気持ちなどを、「悪意」は相手を害そうとする気持ちなどを表すことがあります。

これに対して法律用語の「善意・悪意」は、道徳的な評価ではなく、事実を知らないこと、または知っていることを示す言葉です。そのため、法律上「悪意」とされる人が、必ずしも悪人という意味になるわけではありません。反対に、「善意」とされても、日常語の意味で親切な行動をしたとは限りません。

まとめ

法律上の「善意」は、ある事実を知らないこと、「悪意」は、ある事実を知っていることです。日常語のように、人の性格や道徳性を評価する言葉ではありません。法律の文章で見かけたときは、「善人・悪人」ではなく、「その事実を知っている・知らない」と読み替えると理解しやすくなります。