「しなければならない」と「するものとする」の違いとは?義務の強さを解説

法律では、行為を義務付けるために「しなければならない」や「するものとする」という表現が使われます。

「しなければならない」の意味

「しなければならない」とは、ある事項について、何かをしなければならないということを義務付ける述語です。

一定の行為を義務付ける表現であり、「するものとする」よりも強い義務付けを示します。

「するものとする」の意味

「するものとする」も、ある事項について一定の行為を義務付ける表現です。

一方で、「しなければならない」よりはやや弱い義務付けをする表現で、合理的な理由があるならば従わないことが認められるという意味合いの述語であると解されています。

そのため、「するものとする」は、してもしなくてもよいという意味の単なる任意規定ではありません。

「しなければならない」と「するものとする」の違い

表現 意味 義務の強さ
しなければならない ある事項について、何かをしなければならないことを義務付ける 強い
するものとする 合理的な理由があるならば従わないことが認められるという意味合いで、一定の行為を義務付ける やや弱い

いずれも一定の行為を義務付ける表現ですが、「するものとする」は、「しなければならない」よりも義務付けがやや弱く、合理的な理由があれば従わないことが認められるという点に違いがあります。

まとめ

「しなければならない」は、ある事項について何かをしなければならないことを義務付ける表現です。

一方、「するものとする」は、「しなければならない」よりはやや弱い義務付けを示し、合理的な理由があるならば従わないことが認められるという意味合いがあります。

義務の強さを比べると、「しなければならない」のほうが強いと整理できます。