代理商とは、商人や会社のために、その平常の営業・事業の部類に属する取引の代理または媒介をする者で、商人や会社の使用人ではない者をいいます(商法27条、会社法16条)。
代理商には、契約の代理まで行う締約代理商と、代理権を持たず契約の媒介のみを行う媒介代理商があります。
代理商とは?
代理商の定義
代理商に該当するには、次の要素を満たす必要があります。
- 商人または会社のために活動すること
- その商人・会社の平常の営業・事業の部類に属する取引を扱うこと
- 取引の代理または媒介をすること
- 商人・会社の使用人ではないこと
代理商は、商人や会社から独立して、その活動を補助します。保険の代理店などが代理商に該当します。
締約代理商と媒介代理商の違い
2つの違いを比較
| 比較項目 | 締約代理商 | 媒介代理商 |
|---|---|---|
| 主な役割 | 商人・会社に代わって契約を締結する | 契約を媒介する |
| 代理権 | 持っている | 持っていない |
| 契約への関与 | 契約の代理まで行う | 契約の媒介のみを行う |
締約代理商
締約代理商は、商人や会社のために、その平常の営業・事業の部類に属する取引について、契約の代理まで行う者です。代理権を持ち、商人・会社に代わって契約を締結します。
媒介代理商
媒介代理商は、商人や会社のために、その平常の営業・事業の部類に属する取引を媒介する者です。代理権は持たず、契約の媒介のみを行います。
まとめ:代理商と締約代理商・媒介代理商の違い
代理商とは、商人・会社の使用人ではなく、その平常の営業・事業の部類に属する取引の代理または媒介をする者です。
- 締約代理商:契約の代理まで行う
- 媒介代理商:代理権を持たず、契約の媒介のみを行う
したがって、両者の違いは、契約の代理まで行うか、代理権を持たず媒介のみを行うかという点にあります。
