私たちは、社会の中でさまざまなルールに従って生活しています。
法律はもちろん、道徳や宗教の教え、スポーツのルールなどもその一つです。
このように、社会で共同生活を営み、秩序を維持するために定められたさまざまなルールを「社会規範」といいます。
この記事では、社会規範とは何なのか、具体例を交えながら初心者向けにわかりやすく解説します。
社会規範とは?
社会で多くの人が一緒に生活するためには、一定のルールが必要です。
それぞれが自分の好きなように行動してしまうと、社会の秩序を維持することが難しくなってしまうからです。
このような社会の秩序を維持するためのさまざまなルールを「社会規範」といいます。
社会規範には、例えば次のようなものがあります。
- 法
- 道徳
- 宗教の教え
- スポーツのルール
「社会規範=法律」というわけではありません。
法律も社会規範の一つですが、それ以外にも私たちの行動に関係するさまざまなルールが社会規範に含まれます。
社会規範の具体例
2人で将棋をしている場面を考えてみましょう。
一方が負けそうになったからといって、「自分だけ駒を好きな場所に動かしてよい」と勝手にルールを変えたら、将棋は成立しません。もう一方も好き勝手に駒を動かし始めれば、勝負にならないでしょう。
2人で遊ぶ場合であっても、お互いが共通のルールを守るからこそ成り立つわけです。
社会規範も基本的な考え方は同じです。
人々が共同生活を送る社会では、秩序を維持するために一定のルールが必要になります。
社会規範には法や道徳も含まれる
社会規範には宗教の教えや道徳、法なども含まれます。
ただし、これらはすべて同じ性質を持っているわけではありません。
例えば、法と道徳はどちらも社会規範ですが、守らなかった場合の扱いなどに違いがあります。
法を守らなければ、国家から罰などの制裁を受ける場合があります。
一方、道徳を守らなかった場合には、周囲から批判されることはあっても、それだけで国家から制裁を受けるわけではありません。
このように、社会規範という大きな枠組みの中に、法や道徳などの異なるルールが存在していると考えると理解しやすいでしょう。
社会規範と法の関係
法も社会規範の一つです。
社会規範には法以外にも道徳や宗教の教えなどがありますが、法には、守らなかった場合に国家による制裁を受けることがあるという特徴があります。
そのため、
社会規範 > 法
という関係で考えると分かりやすいでしょう。
つまり、「法=社会規範のすべて」ではなく、社会規範という大きなグループの中に法が含まれているという関係です。
まとめ
社会規範とは、社会で共同生活を営み、その秩序を維持するために定められたさまざまなルールのことです。
社会規範には、法だけでなく、道徳、宗教の教え、スポーツのルールなども含まれます。
たとえ2人だけで行うスポーツであっても、お互いがルールを守らなければ成立しません。同じように、多くの人が共同生活を送る社会でも、秩序を維持するためには一定のルールが必要です。
まずは、
「社会規範=社会の秩序を維持するためのルール」
「法は社会規範の一つ」
という2点を押さえておきましょう。
