地方公務員に関する人事上の基本ルールを定めているのが、地方公務員法です。ただし、地方公務員のすべてに同じように適用されるわけではありません。地方公務員の職は一般職と特別職に分けられ、地方公務員法の適用範囲も異なります。
地方公務員法とは?目的をわかりやすく解説
地方公務員法は、地方公共団体の人事行政について、基本となる基準を定める法律です。「人事行政に関する根本基準」とは、地方公務員の人事を扱う際の土台となる基本的なルールを意味します。
この法律の目的は、主に次のとおりです。
- 地方公共団体の行政を民主的かつ能率的に運営すること
- 特定地方独立行政法人の事務や事業を確実に実施すること
- これらを通じて、地方自治の本旨の実現に役立てること
つまり、地方公務員に関する人事の基本的な仕組みを整え、地方公共団体の行政を適切かつ効率的に運営することが、地方公務員法の役割です。
地方公務員の職は「一般職」と「特別職」に分けられる
地方公務員の職は、一般職と特別職に分類されます。この区分は単なる職種の違いではなく、地方公務員法が適用されるかどうかを判断するうえで重要です。
| 区分 | 地方公務員法との関係 |
|---|---|
| 一般職 | 地方公務員法が適用される |
| 特別職 | 原則として地方公務員法が適用されない |
したがって、職員に適用される人事上の基本ルールを確認するときは、まず一般職か特別職かを整理する必要があります。
地方公務員法の適用範囲|一般職と特別職の違い
一般職には地方公務員法が適用される
地方公務員法は、一般職に属するすべての地方公務員に適用されます。一般職については、地方公務員法が人事に関する基本的なルールとして適用されると考えると分かりやすいでしょう。
特別職には原則として適用されない
特別職に属する地方公務員には、地方公務員法は原則として適用されません。ただし、法律に特別の定めがある場合は例外です。
そのため、「特別職には一切適用されない」と理解するのは正確ではありません。特別職についても、個別の法律に特別な規定が置かれている場合には、その定めにより地方公務員法が適用されることがあります。
まとめ
- 地方公務員法は、地方公共団体の人事行政に関する基本的な基準を定める法律です。
- 行政の民主的かつ能率的な運営や、地方自治の本旨の実現を目的としています。
- 地方公務員の職は、一般職と特別職に分けられます。
- 一般職には地方公務員法が適用されます。
- 特別職には原則として適用されませんが、法律に特別の定めがある場合は例外です。
