地方議会はどのような場合に解散する?解散請求・長の解散権・自主解散を解説

地方議会の解散には、地方自治法などに基づく一定の制度があります。参考記事では、地方議会の解散について、主に次の3つが挙げられています。

  • 住民による直接請求
  • 議会と長が対立した場合に発動される長の議会解散権
  • 議会の自主解散

それぞれ、解散に至る仕組みが異なります。

地方議会が解散する3つの方法

住民による解散請求

地方議会は、住民による直接請求によって解散する場合があります。住民による解散請求は、議員の身分喪失事由の1つとして、地方自治法78条に定められています。

長による議会の解散

地方公共団体の長には、議会と長が対立した場合に発動される議会解散権があります。これは、地方自治法178条に基づく制度です。

長による議会の解散は、議会の不信任に関する制度と関係します。長の不信任の議決には、通常の議決とは異なる定足数や表決数が定められています。

議会の自主解散

議会は、自主的に解散することもできます。自主解散については、「地方公共団体の議会の解散に関する特例法」2条に定められています。

これは、長による議会の解散とは異なり、議会側による解散の制度です。

3つの解散方法の違い

方法 解散に関係する主体 根拠
住民による解散請求 住民 地方自治法78条
長による解散 普通地方公共団体の長 地方自治法178条
自主解散 議会 地方公共団体の議会の解散に関する特例法2条

議会全体の解散と、議員個人の身分喪失は別の制度です。議員個人は、解散請求・解職請求のほか、任期満了、辞職、除名などによって身分を失うことがあります。

地方議会の解散を確認するときのポイント

地方議会の解散については、住民による直接請求、議会と長が対立した場合に発動される長の議会解散権、議会の自主解散を区別して確認することが重要です。

まとめ

  • 地方議会の解散には、住民による直接請求があります。
  • 議会と長が対立した場合には、長の議会解散権が発動されることがあります。
  • 議会には、特例法に基づく自主解散の制度があります。

地方議会の解散を確認するときは、どの制度による解散なのかを区別して確認しましょう。