地方議会議員の除斥とは?議事に参加できない場合と例外を解説

地方議会議員の「除斥」とは、議員本人や一定の親族に関係する事件について、議事への参加を制限する制度です。地方自治法117条に定められており、議員だけでなく議長も対象になります。

地方議会議員の除斥とは

地方自治法117条では、議長または議員が、一定の事件について議事に参与できないと定めています。

除斥の対象となるのは、次の2つの場合です。

  • 自己または一定の親族の一身上に関する事件
  • 自己または一定の親族が従事する業務に直接の利害関係がある事件

議事に参加できない場合

自己または一定の親族の一身上に関する事件

対象となる親族は、次のとおりです。

  • 父母
  • 祖父母
  • 配偶者
  • 子
  • 孫
  • 兄弟姉妹

議長または議員は、自己またはこれらの親族の一身上に関する事件について、その議事に参与することができません。

自己または一定の親族の業務に直接の利害関係がある事件

議長または議員は、自己または上記の親族が従事する業務に直接の利害関係がある事件についても、その議事に参与することができません。

除斥の例外|議会の同意があれば出席・発言できる

除斥の対象となる事件であっても、議会の同意があったときは、議長または議員は会議に出席し、発言することができます。

ただし、議会の同意がない場合は、除斥の対象となる事件の議事に参与することができません。

まとめ

地方議会議員の除斥とは、自己または父母、祖父母、配偶者、子、孫、兄弟姉妹の一身上に関する事件や、本人・これらの親族が従事する業務に直接の利害関係がある事件について、議事への参加を制限する制度です。

原則として議事に参与できませんが、議会の同意があれば、会議への出席と発言が認められます。